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合格体験記


−辛いときも自分を信じて− (東京大学 文科T類)

合格体験記として私の思うところを書きたいと思います。
まず、早期に目標を決定して下さい。それは何となくでも良いので、具体的に志望校を決定して、過去問を解いてみて下さい。するとその学校が求めている力を把握することができ、自分に足りない力を認識することができます。そうすると、授業や課題等の日々の学習に主体的に取り組むことができると思います。
そして、もちろん、課題には自分で取り組んで下さい。三年で受験勉強をしますが、やはり一・二年の積み重ねは大きく、課題をしていた人と、そうでない人の明暗は、はっきり分かれます。部活をしている人は、なかなか時間が作れないと思いますが、日々の学習においては、課題だけしっかり取り組めば充分だと思います。私も三年間野球をしましたが部活の仲間や経験は受験勉強中も心の支えになるので、部活は辞めない方が良いと思います。
加えて、最も重要な授業への取り組み方ですが、主体的に取り組む事が大事だと思います。その為にも過去問を解いてみることをオススメします。課題が見つかりますので。
更に、志望校も早いうちに実際に見に行くと実感とやる気が湧くので良いと思います。
模試はできるだけ受けて下さい。自分の位置を把握でき、学習方法の確認もできます。
入試が近づくと、中々結果もでずに非常に不安になると思いますが、目標は下げないでください。その不安になったときに、自分を信じることが出来る様に日々の学習を自分のペースで積み重ねていくことが大切で、入試本番でも自分を信じることができれば実力を出すことが出来ると思います。
辛いときも自分を信じて頑張って下さい。



−日々危機感を−  (九州大学 工学部機械航空工学科)

合格するためのコツは何か?
一つ目は、受験を怖がることだ。一日一日と過ぎていくうちに、どんどん本番が近づいてくる。あと一年、あと一ヶ月・・・時間がない、時間がない!私は積極的に怖がること、焦ることをお勧めする。なぜなら、合格への近道は、「日々危機感を持つ」ことだからだ。「どうにかなる」じゃどうにもならない。「やばい」と思うことが大切だ。恐怖はおのずと危機感に変わる。焦りは行動に変わる。今何をすべきか気付くはずだ。恐怖心を持て。
二つ目は、高望みをすることだ。現状の自分が第一志望E判定なら、諦めてはいけない。第一志望で貫くことをお勧めする。現状の自分が第一志望A判定なら、もっと上を目指せ。「自分はこんなレベルに納まる人間じゃない」とハッタリでもいいから自分自身に言い聞かせ、もっと高い所を目指すことをお勧めする。大学のレベルは人それぞれで相対的なものだ。基準は自分自身であり、他人は関係ない。自分の手の届くすれすれを目指せ。なぜならば、大切なのは自分の「実力」よりも「望み」だからだ。高望みは悪いことではない。たとえ実力があっても望まなければ届くものも届かないのだから。望むことで道が開ける。先生方は望む者には望むだけのものを与える。望まない者には何も与えない。届かずとも高みを目指せ。
センターまではこの二つを忘れずに精進せよ。だが、センター後は妥協が必要になることもある。最後は自分を入れてくれる大学を選ばなければいけない。入れてくれる学校が自分にとって一番よい所なのだ。たとえ妥協しても危機感は持ち続けよ。ナメてかかると必ず落ちる。
私が合格した要因は、「日々の危機感」「高望み」そして「妥協」の三つが最も大きかった。この文章がこれから受験するみなさんにとって少しでも役立てばよいかと思います。